寒暖差でだるい、朝に体が重い理由|小田原の鍼灸整体院が解説
寒暖差でだるい、朝に体が重い理由|小田原の鍼灸整体院が解説
目次
10月の終わりから11月にかけて、朝晩はぐっと冷え込むのに、日中は上着がいらないほど暖かい。そんな日が続くと、「朝、布団から出るのがつらい」「しっかり寝たはずなのに体が重い」「午後になると何もしたくなくなる」という声を多くいただきます。
熱があるわけでもなく、検査をしても特に異常は見つからない。だからこそ「気のせいかな」「年のせいかな」と我慢してしまいがちです。
この記事では、寒暖差でだるくなる体の仕組みと、「休んでも抜けない」人に共通する体の状態、今日からできる対策を、小田原の鍼灸整体師の視点からお伝えします。
こんなだるさ、続いていませんか?
次のうち、いくつ当てはまるでしょうか。
- 朝、目は覚めているのに体が起き上がらない
- 7時間以上寝ても、疲れが取れた感じがしない
- 朝は寒くて首や肩をすくめたまま家を出る
- 日中、暖房の効いた室内と外を何度も行き来している
- 夕方になると体がぐったりして、家事や仕事が進まない
- 手足が冷えているのに、顔や上半身はほてる
- 週末に寝だめをしても、月曜の朝がいちばん重い
3つ以上当てはまる方は、寒暖差に体の調整が追いつかず、疲れがたまっている状態かもしれません。こうした不調は、一般に「寒暖差疲労」と呼ばれることもあります。
「季節の変わり目だから仕方ない」で片づけないで
季節の変わり目に体がだるくなるのは、多くの人に起こることです。その意味では「仕方ない」というのも半分は正しいと言えます。
ただ、同じ気温の中で過ごしていても、だるさが数日で抜ける人と、11月、12月と長引く人がいます。その差は「気温」ではなく、寒暖差を受け止める側の体の状態にあることが少なくありません。
「暖かくすれば治る」「栄養ドリンクで乗り切る」といった対策で一時的に楽になっても、すぐ戻ってしまう方は、体のほうに疲れを抜けにくくしている下地が残っていると考えたほうがよいでしょう。
寒暖差で体が重くなる本当の理由
1. 体温を保つために、自律神経が一日中働き続けている
人の体は、気温が変わっても体温をほぼ一定に保つように、自律神経が血管を締めたりゆるめたり、汗の量を変えたりして調整しています。
朝晩と日中の気温差が大きい日や、寒い外と暖かい室内を何度も行き来する日は、この切り替えが一日に何度も起こります。調整そのものにエネルギーを使うため、特に何もしていなくても体は疲れていきます。これが「動いていないのにだるい」正体のひとつです。
2. 朝の冷えで「緊張モード」から一日が始まる
冷え込んだ朝は、体が熱を逃がさないように血管を締め、筋肉をこわばらせます。いわば体が「緊張モード」に入った状態です。
本来なら日中にゆるんでいくはずの緊張が、首や肩をすくめたまま、背中を丸めたまま続いてしまうと、夜になっても体が休むモードに切り替わりにくくなります。
3. 眠っても回復しきれていない
緊張モードのまま布団に入ると、眠ってはいても体の深いところが休みきれず、朝に疲れが持ち越されます。「寝たのに重い」「寝だめをしても月曜の朝がつらい」という方は、睡眠の時間よりも、眠りの中で体がゆるめているかどうかが関係しているかもしれません。
4. 日照時間が短くなり、体のリズムがずれやすい
秋から冬にかけては日の出が遅くなり、朝の光を浴びる時間が減ります。朝の光は体内時計を整える合図のひとつなので、暗いうちに起きて出かける生活が続くと、体のリズムが整いにくく、朝の重さにつながりやすくなります。
だるさが抜けない人に共通する体の状態
当院で寒暖差の時期にだるさを訴える方を見ていると、次のような体の状態が重なっていることが多くあります。
- 首から肩、背中の上の方が硬い:寒さで肩をすくめるクセが続き、首まわりの血の巡りが滞りやすくなっています
- 呼吸が浅い:胸やみぞおちのあたりが硬く、息を吸っても背中やお腹がふくらみにくい状態です
- お腹や腰まわりが冷えている:手で触るとひんやりしていて、内側からの温まりにくさがあります
- 夏の疲れを持ち越している:冷房や暑さで消耗したまま秋の忙しい時期に入り、回復する時間がとれていません
- 考えごとが多く、頭が休まらない:寝る直前までスマホや仕事のことを考え、体がゆるむきっかけがありません
こうした状態があると、同じ寒暖差でも体にかかる負担が大きくなり、だるさが長引きやすくなります。自律神経の乱れが気になる方は、その不調、自律神経の乱れかも?セルフチェックもあわせてご覧ください。
【小田原周辺】この時期にだるさが出やすい理由
小田原・西湘エリアは、海に近い平地は比較的おだやかな一方で、箱根の山沿いや開成町・南足柄市の内陸側は、朝晩の冷え込みがはっきりしています。同じ一日の中でも、住んでいる場所と職場の場所で体感がかなり違うという方も多いのではないでしょうか。
また、小田原駅から都内や横浜方面へ長距離通勤をされている方は、暗いうちに家を出て、冷えたホームと暖房の効いた車内を行き来することになります。開成・南足柄・二宮・湯河原方面から車で移動される方も、冷えた車内と暖房の効いた車内の温度差を一日に何度も経験しています。
こうした生活の中の小さな温度差の積み重ねも、自律神経の切り替えの回数を増やす要因になります。
今日からできるセルフケア
首元を冷やさない
首には太い血管が通っていて、ここが冷えると体全体が縮こまりやすくなります。朝晩の外出時はマフラーやネックウォーマー、ストールで首元を守り、室内では外して温度を調整しましょう。脱ぎ着しやすい重ね着も、体の調整の負担を減らす助けになります。
朝、起き上がる前に体を動かす
目が覚めたら、いきなり起き上がらず、布団の中で手足の指をグーパーする、足首を回す、ゆっくり伸びをするなどして、体に「これから動く」と合図を送りましょう。起きたらカーテンを開けて、朝の光を浴びるのもおすすめです。
湯船につかって体をゆるめる
シャワーだけで済ませず、38〜40度くらいのぬるめのお湯に10〜15分ほどつかると、体が休むモードに切り替わりやすくなります。熱すぎるお湯はかえって体を緊張させるので注意してください。
寝る前に呼吸を深くする
布団に入ったら、鼻からゆっくり吸って、口から長く吐く呼吸を数回くり返しましょう。吐く時間を吸う時間の倍くらいにすると、肩や胸の力が抜けやすくなります。眠りについて気になる方は、睡眠の質が上がらないのは自律神経のせいかもしれませんも参考にしてください。
朝食で体を温める
朝食を抜くと、体が熱を作りにくくなります。温かい汁物や飲み物を一品加えるだけでも、朝の体の立ち上がりが変わってきます。
それでも改善しない場合・受診の目安
だるさは、寒暖差だけでなく、さまざまな病気のサインとして現れることもあります。次のような場合は、整体や鍼灸の前に、まず内科などの医療機関を受診してください。
- だるさが2週間以上続き、セルフケアをしても変化がない
- 発熱、せき、のどの痛みなど、かぜや感染症のような症状がある
- 急な体重の増減、むくみ、動悸、息切れがある
- 顔色が悪い、立ちくらみが続く(貧血の可能性)
- 寒がりがひどくなった、肌の乾燥や便秘が強くなった(甲状腺の病気の可能性)
- 気分の落ち込みが続く、何をしても楽しめない、眠れない日が続く
- 胸の痛み、強い頭痛、手足のしびれや力が入りにくいなどの症状を伴う(すぐに受診)
医療機関で治療中の方は、主治医の方針を優先してください。当院では、医療機関の検査で大きな問題がなかったあとも続くだるさや、治療と並行した体のケアのご相談をお受けしています。
鍼灸整体でできること
当院では、だるさを「どこか一か所の問題」としてではなく、体全体の緊張と巡りのバランスとして見ていきます。
- 首から肩、背中のこわばりをゆるめる:寒さですくんだ状態をほどき、首まわりの巡りを整えます
- 呼吸が入りやすい体にする:胸やみぞおち、肋骨まわりの硬さを整え、深い呼吸がしやすい状態を目指します
- 冷えやすいお腹や腰まわりのケア:鍼やお灸で、体が温まりやすい状態を目指します
- 体が休むモードに入るきっかけをつくる:ソフトな施術で、緊張モードから抜けやすい状態を目指します
当院の施術はボキボキしない、痛くないソフトなものです。強い刺激はかえって体を緊張させることがあるため、疲れがたまっている時期ほどやさしい施術を大切にしています。国家資格を持つ鍼灸師が、完全予約制の個室で最初から最後まで担当します。
なお、施術の効果の感じ方には個人差があり、すべての方のだるさが解消することをお約束するものではありません。お体の状態を確認したうえで、できること・できないことを正直にお伝えします。
天気の変化で体調を崩しやすい方は天気が変わると体がしんどい…それ、気圧と自律神経のせいですを、この時期の不調全般については【11月の体調不良に注意】寒暖差・乾燥・自律神経の乱れを整えるポイントもあわせてお読みください。寒さで肩がすくむクセが気になる方には肩こりが揉んでも戻る本当の理由もおすすめです。
まとめ
寒暖差でだるくなるのは、体温を保つために自律神経が一日中働き続け、さらに朝の冷えで緊張モードのまま一日を過ごし、夜も休みきれないことが重なるためです。
「季節の変わり目だから仕方ない」と我慢を続けると、冬に入っても体が重いまま、ということになりかねません。首元を冷やさない、湯船につかる、寝る前に呼吸を深くする。まずはできることから始めてみてください。
それでも抜けないだるさがある方は、体の緊張そのものを一度ゆるめてみることをおすすめします。
この記事を書いた人
鍼灸師・整体師 高田怜
小田原市で「RS鍼灸整体院」を運営。
これまでに頭痛や自律神経の不調に悩む方を多数施術。
特に、
「季節の変わり目になると体がだるい」
「寝ても疲れが取れず、朝に体が重い」
といった、寒暖差や自律神経の乱れが関わる不調へのアプローチを得意としています。
小田原・開成・南足柄・二宮・湯河原エリアからの来院も多く、
日常生活のクセや体の使い方まで含めて整えていく施術を行っています。
よくある質問
Q. 寒暖差のだるさは、どのくらいで落ち着きますか?
A. 気温が安定してくると自然に落ち着く方も多いですが、体の緊張や睡眠の浅さが重なっている場合は長引くこともあります。2週間以上続く場合は、まず医療機関で他の病気がないか確認することをおすすめします。
Q. 病院で異常なしと言われました。それでも相談できますか?
A. はい、ご相談いただけます。検査で大きな問題がなかったあとも続くだるさは、体のこわばりや呼吸の浅さ、生活リズムが関わっていることがあります。お体の状態を確認したうえで、施術の方針をご説明します。
Q. 鍼は痛くないですか?
A. 当院では髪の毛ほどの細い鍼を使い、刺激もやさしく調整しています。鍼が苦手な方には、鍼を使わない整体のみの施術も可能です。
Q. どのくらいの頻度で通えばよいですか?
A. お体の状態や生活のご都合によって異なります。初回にお体を確認したうえで、無理のないペースをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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