ぎっくり腰を繰り返す本当の理由|小田原の鍼灸整体院が解説
ぎっくり腰を繰り返す本当の理由|小田原の鍼灸整体院が解説
顔を洗おうと前かがみになった瞬間、床の物を拾おうとした瞬間、くしゃみをした瞬間に、腰に「ギクッ」と電気が走る。数日から1週間ほどで痛みは引いたものの、半年後、1年後にまた同じことが起きる。
「ぎっくり腰は癖になる」とよく言われますが、実際には癖になっているのではなく、痛みが引いたあとも、再び起こりやすい体の状態が残っていることが多いと考えられます。
この記事では、ぎっくり腰を繰り返してしまう本当の理由と、再発を防ぐためにできることを、小田原・開成・南足柄エリアの鍼灸整体師が解説します。
ぎっくり腰を何度も繰り返している方へ
次のような状態に心当たりはないでしょうか。
- 年に1〜2回、同じような場面でぎっくり腰になる
- 起こる前に、数日間「腰が重い」「張っている」感覚がある
- 忙しい時期や寝不足が続いたあとに起こりやすい
- 季節の変わり目、特に朝晩が冷え込む時期に起こりやすい
- 痛みが引いてからも、前かがみになるのが何となく怖い
ひとつでも当てはまる方は、ぎっくり腰そのものよりも、その「前後」の体の状態に目を向けることが、再発を防ぐ近道になるかもしれません。
「痛みが引いた=治った」ではない理由
ぎっくり腰の強い痛みは、多くの場合、数日から2週間ほどで落ち着いていきます。そのため、痛みが引いた時点で「治った」と考え、元の生活にそのまま戻る方がほとんどです。
ただ、痛みが引いたことと、腰まわりの筋肉や体の使い方が元の状態に戻ったことは、同じではありません。痛みが出ていた期間、体は腰を守るために動きを制限し、周りの筋肉を固めてかばっています。この「かばう状態」が、痛みが消えたあとも残りやすいのです。
その結果、腰まわりが硬く、衝撃を受け止めにくいまま日常生活に戻ることになり、疲れや冷えなどの条件が重なったときに、再び同じことが起こりやすくなると考えられます。
ぎっくり腰を繰り返す本当の原因
腰を守るための「防御的な緊張」が抜けていない
一度強い痛みを経験すると、体は無意識のうちに腰を守ろうとします。前かがみになる動作を避けたり、腰まわりに力を入れたまま動いたりするのは、そのためです。
こうした防御的な緊張が続くと、腰の筋肉は常に少し力が入った状態になり、柔軟性が落ちていきます。硬くなった筋肉は、急な動きに対応しにくく、ちょっとした動作が引き金になりやすくなります。
体を支える奥の筋肉が働きにくくなっている
腰は、表面の大きな筋肉だけでなく、お腹まわりや背骨を支える奥の筋肉によって安定しています。痛みをかばう期間が長くなると、この奥の筋肉がうまく働かなくなり、腰の表面の筋肉ばかりで体を支えるようになると考えられています。
その状態で重い物を持ったり、体をひねったりすると、腰の一部に負担が集中しやすくなります。
疲れや寝不足で、体が緊張モードから抜けにくい
ぎっくり腰を繰り返す方からは「忙しい時期に限って起こる」「寝不足が続いたあとになった」というお話をよく伺います。
疲れやストレス、睡眠不足が続くと、体は自律神経の緊張モード(交感神経が優位な状態)から抜けにくくなります。緊張モードでは筋肉が無意識にこわばり、血流も滞りがちになるため、筋肉の回復が追いつかなくなります。ぎっくり腰の前に感じる「腰の重さ」や「張り」は、こうした状態が積み重なっているサインとも考えられます。
股関節や背中が硬く、腰だけで動いている
前かがみになる、物を拾う、振り返るといった動作は、本来は股関節や背中、膝も一緒に使って行うものです。ところが、長時間の座り仕事などで股関節や背中が硬くなっていると、その分の動きを腰だけで引き受けることになります。
「顔を洗うときの前かがみ」でぎっくり腰になる方が多いのは、股関節を曲げずに腰だけを丸める動きになりやすいためと考えられます。
繰り返す人に共通する体の状態
当院でご相談を受けていると、ぎっくり腰を繰り返している方には、次のような共通点が見られることが多くあります。
- 太ももの裏やお尻の筋肉が硬く、前屈が苦手
- 座っている時間が長く、股関節が曲がったまま固まりやすい
- 呼吸が浅く、肩や首にも力が入りやすい
- 眠りが浅い、朝起きたときに体がこわばっている
- 腰が重くなっても「いつものこと」と様子を見てしまう
これらは、腰だけの問題ではなく、体全体が緊張モードから抜けにくくなっているサインでもあります。
【小田原・開成・南足柄】この地域で相談が多い時期と場面
小田原周辺では、朝晩の冷え込みが強くなる秋口から冬にかけて、ぎっくり腰のご相談が増える傾向があります。冷えで筋肉がこわばりやすい時期に、年末に向けた仕事や家事の忙しさが重なるためと考えられます。
また、開成・南足柄エリアでは車での移動が多く、長時間の運転のあとに荷物を降ろそうとして腰を痛めたというケースもよく伺います。座った姿勢で固まった股関節や腰を、急に動かすことが引き金になりやすい場面です。
再発を防ぐために今日からできるセルフケア
以下は、ぎっくり腰の強い痛みが落ち着いてから行うケアです。痛みが強い時期は無理をせず、楽な姿勢で過ごしてください。
①前かがみは「股関節から」を意識する
顔を洗う、物を拾うといった動作では、腰を丸めるのではなく、膝を軽く曲げて股関節から体を倒すことを意識してみてください。洗面台の前では、片手を台について体を支えるだけでも、腰への負担は変わります。
②座りっぱなしを1時間以内で区切る
デスクワークや運転が続くときは、1時間に1回を目安に立ち上がり、軽く体を伸ばしてください。股関節が曲がったまま固まるのを防ぐことが、急な動作への備えになります。
③寝る前に呼吸で緊張をゆるめる
仰向けで膝を立て、鼻からゆっくり吸って、口から長く吐く呼吸を5回ほど繰り返してみてください。お腹まわりがやわらかく動くのを感じながら行うと、体がリラックスモードに切り替わりやすくなり、腰まわりの緊張もゆるみやすくなります。
④「腰が重い」は休むサインと受け止める
ぎっくり腰の前に数日間、腰の重さや張りを感じる方は少なくありません。その時期は、重い物を持つ作業を減らす、湯船に浸かって体を温める、早めに寝るなど、少しだけ体をいたわる時間を意識してつくってみてください。
痛みが引いても、また起こるのではと不安を抱えたまま過ごしていませんか。繰り返すぎっくり腰は、痛みがないうちに体を整えておくことが大切です。
小田原で同じようなご相談を多く受けています。
まずはお気軽にご相談ください。
それでも繰り返す場合に考えたいこと
セルフケアを続けてもぎっくり腰を繰り返す場合は、腰まわりの緊張や体の使い方のクセが慢性化している可能性があります。腰だけでなく、股関節や背中、自律神経のバランスまで含めて体全体を見直すことを検討してみてください。
一方で、次のような症状がある場合は、ぎっくり腰ではなく別の病気が隠れている可能性があります。整体よりも先に、整形外科などの医療機関を受診してください。
- 足にしびれや力の入りにくさがある
- 尿や便が出にくい、または漏れてしまう
- 発熱を伴う、体重が急に減っている
- 横になって安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 転倒や強い衝撃のあとに痛みが出た
- 2週間以上たっても痛みがほとんど変わらない
繰り返すぎっくり腰の中には、椎間板ヘルニアなど背骨の病気が関係している場合もあります。一度も検査を受けたことがない方は、まず医療機関で確認しておくと安心です。
整体でできること
RS鍼灸整体院では、痛みが出ている腰だけでなく、股関節や背中の動き、座り方や前かがみの姿勢のクセ、眠りの状態、自律神経のバランスまで含めて体全体を確認していきます。
施術は、ボキボキと音を鳴らすような強い矯正は行わず、痛みの少ないやさしい手技と鍼灸で、腰まわりやお尻、太ももの緊張をゆるめ、体がリラックスモードに切り替わりやすい状態を目指します。痛みが落ち着いている時期に体を整えておくことが、再発しにくい体づくりにつながると考えています。国家資格を持つ施術者が、完全予約制の個室で一人ひとりの状態に合わせて対応します。
病院の検査で「異常なし」と言われたのに腰の痛みが続く方は「整形外科で「異常なし」の腰痛が続く理由|小田原の鍼灸整体院が解説」を、座り仕事で腰がつらい方は「デスクワークで座ると腰が痛い理由|小田原の鍼灸整体院が解説」もあわせてご覧ください。寝不足が続いている方は「睡眠の質が上がらないのは自律神経のせいかもしれません」でも、眠りと体の緊張の関係を解説しています。
まとめ
ぎっくり腰を繰り返す背景には、痛みをかばったあとに残る防御的な緊張、体を支える奥の筋肉の働きにくさ、疲れや寝不足による自律神経の緊張、そして股関節や背中の硬さから腰だけで動いてしまうクセが重なっていることが考えられます。
「癖だから仕方ない」とあきらめる前に、前かがみは股関節から、座りっぱなしを区切る、寝る前に呼吸を整えるなど、できることから始めてみてください。
小田原・開成・南足柄・二宮・湯河原エリアで、ぎっくり腰を繰り返してお悩みの方は、RS鍼灸整体院にご相談ください。
ぎっくり腰は、痛みが引いたあとの過ごし方で、その後の繰り返しやすさが変わってきます。次の「ギクッ」が来る前に、体の状態を一度見直してみませんか。
一人で抱えず、一度ご相談ください。
この記事を書いた人
鍼灸師・整体師 高田怜
小田原市で「RS鍼灸整体院」を運営。
これまでに頭痛や自律神経の不調に悩む方を多数施術。
特に、
「年に何度もぎっくり腰を繰り返してしまう」
「痛みが引いても腰に不安が残っている」
といった、腰の不調を体全体の使い方と自律神経の視点から捉えるアプローチを得意としています。
小田原・開成・南足柄・二宮・湯河原エリアからの来院も多く、
日常生活のクセや体の使い方まで含めて整えていく施術を行っています。
よくある質問
Q. ぎっくり腰になった直後でも施術を受けられますか?
A. 痛みが非常に強い直後は、まず無理をせず楽な姿勢で過ごしていただくことをおすすめします。足のしびれや発熱などを伴う場合は医療機関を受診してください。来院を迷われる場合は、LINEで状態をお知らせいただければご相談に応じます。
Q. ぎっくり腰のときは安静にしたほうがいいですか?
A. 強い痛みがある間は無理をしないことが大切ですが、痛みが和らいできたら、できる範囲で普段の生活動作を続けたほうが回復しやすいといわれています。長く寝たままでいると、かえって腰まわりが硬くなりやすいため注意が必要です。
Q. 痛みがないときに通う意味はありますか?
A. ぎっくり腰を繰り返す方の場合、痛みがない時期こそ、腰まわりや股関節の緊張、体の使い方を整えておくのに適したタイミングです。当院では、再発しにくい体の状態を目指して、痛みが落ち着いている時期のケアも大切にしています。
Q. 痛みに弱いのですが、施術は痛くないですか?
A. 当院の施術は、ボキボキと音を鳴らすような強い矯正は行わず、痛みの少ないやさしい手技が中心です。鍼が苦手な方には、鍼を使わない整体のみの施術も可能ですので、お気軽にお伝えください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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