お腹の目立ちが早い?|二人目以降、妊娠時に多い悩みや症状

こんにちは、小田原市栄町 RS鍼灸整体院の高田です。

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

良い天気が続いていますね!

しかし、この時期特有の寒暖差は体調を崩す原因にもなりますので、体を冷やさないように注意しましょう。

 

最近、マタニティ整体や産後の整体に来られていた方々から2人目、3人目を妊娠したと言うお話を聞くことが多く

当院ではプチおめでたブームになっております(^^)

 

しかし、2人目や3人目になると出てくる体の悩みもあるわけで…

本日はそんなお話です。



 

2人目以降、妊娠時に感じる体の悩み

1人目の時には特に気にならなかったのに、2人目やそれ以降では

妊娠中の尿もれ姿勢の悪化骨盤周り股関節の痛みを感じる方が多いようです。

また、2人目以降はお腹の大きさが目立つのが早い、すごいなどを感じることも多いようで、

臨月までまだ2ヶ月くらいあるのに周りからは『臨月ですか?』と聞かれたり

実際にお腹の周囲を比較してみても1人目の時よりも大きくなっているという方も多いです。

 

では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

考えられる原因は大きく2つあります。

骨盤底筋が回復していない

 

まず1つ目は

骨盤底筋機能が回復していないことが考えられます。

骨盤底筋群

※上から見た骨盤底筋群

骨盤底筋という言葉は、妊娠・出産された方でしたらよく耳にしたことがあると思います。

主な役目は排泄のコントロール、膀胱や子宮などの内臓を下から支える働きをしています。

また私たちの体は体幹の働きによって体が支えられていますが、この体幹での支えを生み出すのに骨盤底筋が重要な役割を担っていて姿勢を保つためにとても重要な働きをしています。

この骨盤底筋ですが、女性が最もダメージを負う原因が妊娠・出産になります。

受けたダメージは産後〜半年ほどで回復されると言われていますが、

筋肉の器質的なものは時間と共に回復してくるのに対し、機能的な面も同じように回復するのかというと、大きな個人差があります。

機能が回復していない状態では、筋肉がその役目をしっかりと果たしてくれませんので、産後の様々なトラブルを引き起こし、または長期化してしまうことにつながります。

骨盤底筋の機能が回復しきれていない状態で再び妊娠した場合には、体幹をしっかりと支える機能が低下してしまっているので、姿勢が悪くなりやすく、特に反り腰が強くなるためお腹が通常よりも目立ちやすくなってしまいます。

また、お腹や骨盤周りに負担が大きくかかりやすくなるため、様々なトラブルが起こりやすいと思われます。

腹直筋の衰え

続いては腹直筋が回復していない状態についてです。

腹直筋とは、皆さんがご存知のシックスパックと言われたり、ボコボコっと割れている腹筋のことです。

腹直筋

これは、「2人目以降のお腹の目立ちがすごい」ということに直結します。

1度目の妊娠で、腹筋も子宮も皮膚も人生で最大まで伸びきっています。

産後、ある程度の時間をかけて伸びてしまったものは収縮していくのですが…

1度伸びきってしまった筋肉は伸びやすくなってしまい抵抗力が弱くなってしまいます。そのため、2人目以降では腹筋が伸びやすくなっている上に抵抗力が弱くなっているため、子宮が大きくなるとすぐにお腹が出やすくなります。

よく言われる例えですが、新しい風船は最初に膨らますのが大変ですが、2回目だとゴムが伸びているので膨らましやすい。というのと同じですのでイメージしやすいかと思います。

また、腹直筋の場合は腹直筋離開(腹直筋の真ん中が離れてしまう)の影響もあり、ケアをされていない場合にお腹が前だけでなく横にも広がりやすくなるため、1度目の時よりもお腹の目立ち方や出方がかわります。

腹直筋離開についてはこちらも合わせてお読み下さい。

https://www.rs-shinkyu.com/blog/4109

 

上記が考えられる原因です。

それぞれでも影響がありますが、両方の影響を受けている場合が多いように感じます。

両方の影響を受けるとより反り腰を助長してしまい、お腹も必要以上に前にせり出してしまうので

お腹の出方は必要以上に目立ちますし、腰や骨盤周りに負担もかかりやすいです。

また、姿勢が悪くなりやすいので背中が丸まってしまったりしていると腹壁にかかる力も増してしまうので

腹筋群や骨盤底筋に大きく負荷をかけてしまいます。



お手上げなのか・・・?

伸びきった筋肉は伸びやすくなってしまうし、妊娠中にはそもそも骨盤底筋に少なくとも負担はかかってしまうから、お手上げなんじゃないの?と思うかもしれませんが、

そんなことはありません。

 

物理的に受けたダメージの影響は、時間が経てば回復していくものですが

機能的な低下についてはそうではありません。

機能の低下とは、備わっている能力が発揮されていないということになります。

使えていないものを使えるようにしなければなりませんので、しっかりと機能を取り戻すために整えてあげることが必要になります。

腹直筋の働きを効率化すること、骨盤底筋をしっかり使えるようにすることで、お腹が必要以上に目立つことや起こりうるその他のトラブルは予防することが出来ます。

 

骨盤周りや体幹部分に置いては、たくさんの筋肉がありますしそれぞれの役目も異なります。

しかし、それぞれが単体で働いているのかというとそうでもなく、寧ろ協調しあって働いていることの方が多いです。

私達の身体は色んな所が連動して動いていますから、低下している所だけでなく、そこに関連する所も一緒に整えていくことで、総合的、かつ効率よく改善効果が見込めます。

 

妊娠中は何人目とか関係なく体に負担がかかりますし、妊娠していない時と比べて体の使い方もバランスの取り方も全然変わってきます。

ですから、単純に弱くなってしまった所を整えるのではなく、妊娠する前の本来の状態をなるべく維持していくような形で骨盤周りを中心に全身を整えておくことがとても大切です。

 

今回の話は、産後から再び妊娠したケースに起こる問題ですが

2人目以降のお腹の目立ちや尿もれなども改善するために妊娠時から体の負担を取り除くことが必要になるわけですが、

それがそのままお産や産後の回復に大きく関わることですし、産後のトラブルを未然に防ぐためにも大切なことになるので、

妊娠中に行うケアから産後のケアが始まっているといっても過言ではないかもしれませんね。

 

「1人目の時にはなかったのにな〜」とよく聞きますが、2人目以降には出てきやすい問題もありますし1度経験しているからこそ楽に感じるものもあると思います。

 

お腹の出方だってそれぞれですし、2人目の方がお腹が目立つのが悪いわけではありません。

 

ただ、以前と比較してみて楽なものは良いですが、辛いと感じるものはあまり我慢しないでくださいね。

当院では妊婦さんが安心して受けられるマタニティ整体として骨盤軸整体を導入しています。

気になることがございましたらぜひご相談下さい!

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m



◆当院では新型コロナウイルス感染症予防として以下の対策を行っております

・施術者の毎日の検温
・施術者のマスク着用
・施術者の施術毎の手洗い、うがい
・手指のアルコール消毒
・施術前後のベッド等のアルコール消毒
・スリッパの消毒
・手で触れられる場所や物の消毒
・常時換気
・空気清浄機の使用
・院内の加湿

皆様に安心して来院頂けるよう引き続き全力で取り組んでおります。

 

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